Amazon Bedrock のカスタムモデルインポート

カスタマイズしたモデルを Amazon Bedrock で活用する

概要

Amazon Bedrock カスタムモデルインポートを使用すると、単一のサーバーレス統合 API を介して、カスタマイズされたモデルをインポートして、既存の基盤モデル (FM) とともに使用できます。インポートしたカスタムモデルにはオンデマンドでアクセスでき、基盤となるインフラストラクチャを管理する必要はありません。サポートされているカスタムモデルを、ナレッジベース、ガードレール、エージェントなどのネイティブ Bedrock ツールや機能と統合することで、生成 AI アプリケーションの開発を加速します。

 

CMI UI のスクリーンショット

主な利点

Amazon Bedrock カスタムモデルインポートは、Bedrock の外部でカスタマイズされたモデルをデプロイするプロセスを簡素化および合理化します。以前は、外部でカスタマイズされたモデルを利用するにはセルフマネージドインフラストラクチャを使用する必要があり、デベロッパーのエクスペリエンスがフラグメント化されていました。カスタムモデルインポートを使用すると、インポートしたカスタムモデルにサーバーレスかつオンデマンドでアクセスできるため、インスタンスを管理する必要がなくなり、モデルのライフサイクルとインフラストラクチャ管理に関連するオーバーヘッドもなくなります。

Amazon Bedrock カスタムモデルインポートは、外部でカスタマイズされたモデルをシームレスに統合できるようにすることで、デベロッパーエクスペリエンスを統一します。この機能により、デベロッパーは単一の API を通じてベースモデルとインポートされたカスタムモデルの両方にアクセスできるため、生成 AI アプリケーションの開発が効率化されます。さらに、他の Bedrock オンデマンド基盤モデルと同様に、インポートしたカスタムモデルを使用して、ナレッジベース、ガードレール、エージェントなどのネイティブ Bedrock ツールを活用できます。

カスタムモデルインポートにより、モデルのカスタマイズに対するこれまでの投資を柔軟に活用できます。以前は、Amazon Bedrock の外部でカスタマイズされたモデルを持つお客様は、Bedrock 内でそれらのカスタマイズを再作成する必要がありました。カスタムモデルインポートを使用して、既存のカスタマイズされたモデルをインポートし、インポートされたモデルとして Amazon Bedrock に登録できるようになりました。これらの FM を、ベースモデルと柔軟に併用して、アプリケーションを構築できます。この柔軟性により、これまでのモデルのカスタマイズ作業からさらに多くの価値を得ることができるほか、Bedrock で構築されたアプリケーションに FM を統合できます。