スループット最適化 HDD (st1) ボリュームは、IOPS ではなくスループットの観点からパフォーマンスを定義する低コストの磁気ストレージを提供します。このボリュームタイプは、Amazon EMR、ETL、データウェアハウス、ログ処理など、頻繁にアクセスされる大規模なシーケンシャル I/O ワークロードに適しています。起動可能な st1 ボリュームはサポートされていません。小さくてランダムな I/O を実行するワークロードを使用しているお客様には、gp3 を使用することをお勧めします。詳細については、「Inefficiency of small read/writes on HDD」(HDD での小さな読み取り/書き込みの非効率性) を参照してください。
利点
頻繁にアクセスされるワークロードのための高スループット
スループット最適化 HDD ボリュームはハードディスクドライブ (HDD) を利用しており、MapReduce、Kafka、ログ処理、データウェアハウス、ETL ワークロードなど、大量のデータセットおよび大規模な I/O サイズと、大量のスループットを伴うアクセス頻度の高いワークロードに最適です。これらのボリュームは、MB/秒のスループットで測定されるパフォーマンスを提供します。これには、TB あたり最大 250 MB/秒のバースト能力が含まれており、ベースラインスループットは TB あたり 40 MB/秒、最大スループットはボリュームあたり 500 MB/秒です。
最低スループットコスト
スループット最適化 HDD ボリュームは、提供されるベースラインスループットの量について最も低いコストを提供します。ベースラインスループットは TB あたり 40 MB/秒で、TB あたり最大 250 MB/秒、ボリュームあたり最大 500 MB/秒にバーストします。高スループットで多くの IO を伴うワークロードをコスト効率よくサポートしたいとお考えのお客様にとって、ST1 は理想的なソリューションとなり得ます。
製品の詳細
ボリュームタイプ |
スループット最適化 HDD (st1) |
耐久性 |
99.8%~99.9% の耐久性 (0.1%~0.2% の年間故障率) |
ユースケース |
ビッグデータ データウェアハウス ログ処理 |
API 名 |
st1 |
ボリュームサイズ |
125 GiB~16 TiB |
ボリュームあたりの最大 IOPS (1 MiB I/O) |
500 |
ボリュームあたりの最大スループット |
500 MiB/秒 |
インスタンスあたりの最大スループット |
12,500 MB/秒 |
Amazon EBS マルチアタッチ |
サポート対象外 |
料金 |
0.045 USD/GB-月 (バージニア北部) |
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