AWS Storage Gateway ハードウェアアプライアンス

オンプレミスデプロイ専用の物理アプライアンス

概要

AWS Storage Gateway Hardware Appliance は、オンプレミスデプロイ用の、物理的なスタンドアロンの検証済みサーバー構成です。Storage Gateway ソフトウェアが事前ロードされており、ファイルゲートウェイ、ボリュームゲートウェイ、またはテープゲートウェイの作成と構成に必要なすべての CPU、メモリ、ネットワーク、SSD キャッシュリソースを提供します。Storage Gateway Hardware Appliance は、簡単ですぐに使用できるように設計されており、AWS コンソールまたは API から管理されます。追加のインフラストラクチャは必要ありません。

ブランチオフィス、研究開発などの部門別ワークグループ、および研究所または産業現場では、仮想マシンアプライアンス、ハイパーバイザー、サーバークラスター、およびネットワーク化されたストレージシステムを実行するためのオンプレミスインフラストラクチャが不足しているために、実行できないことが少なくありません。このインフラストラクチャを構築および管理する、あるいは、今後の予算編成のサイクルを待って作業の開始や操業の拡大をするのは、とても意味のあることとは言えないでしょう。Storage Gateway Hardware Appliance は、さまざまな使用例に対し、容易に実装して手早くセットアップできます。これにより、ローカルのアプリケーションが事実上無限の容量を持つクラウドストレージにアクセスできるようになります。

AWS Storage Gateway ハードウェアアプライアンス

利点、ユースケース、注文情報

これは専用のアプライアンスであるため、アプリケーションにおいて一貫した予測可能なパフォーマンスを期待できます。Storage Gateway Hardware Appliance は、NFS、SMB、iSCSI などの標準ストレージプロトコルをサポートしているため、既存の IT 環境にシームレスに統合します。

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お客様

  • Element Biosciences

    Element Biosciences は、このダイナミックな市場における多様で変化し続けるニーズを満たすために、まったく新しい DNA シーケンスプラットフォームを作成しています。Element は、コミュニティとしてゲノミクス研究を進めるために、開放的で協調的な方法を使用して破壊的な DNA シーケンステクノロジーを顧客に提供することをミッションとしています。

    導入事例を読む

    AWS Storage Gateway を使用すれば、Element Biosciences は、オンプレミスで生成された大量の研究データを保存し、クラウドベースの処理エンジンを使用してそのデータを AWS で処理できます。これにより、インフラストラクチャの利用率を最大化し、より機敏な方法でさらにゲノミクス研究を進めることができます。

    Lance Smith、情報技術ディレクター – Element Biosciences

アプライアンスの詳細

Storage Gateway Hardware Appliance には、検証済みのサーバー構成に事前インストールされた Storage Gateway ソフトウェアが付属しています。デプロイメントの全範囲にわたって一定の性能が維持できるよう設計されており、継続的な管理を容易に行うことができます。現在の仕様は次のとおりです。

  • 事前ロードされた AWS Storage Gateway ソフトウェア
  • 1 RU、ラックへの取り付けが可能なサーバーアプライアンス
  • 使用可能なエンタープライズ SSD キャッシュストレージ 5 TB または 12 TB の選択
  • 4 × 10GbE DA/SFP+ ポート、1/10 G Intel 互換光モジュール (SR または LR)、Twinax DAC、1/10 G ベースの T 銅トランシーバをサポート
  • デュアルホットスワップ冗長電源
  • 3 年間のハードウェア保証、翌営業日の部品交換および現場技術者のサポート - 通常の AWS サポートチャネルを通じてアクセスおよび調整